完全に資金を失い、追い込まれていた私は・・・
そう、「自殺」が頭の中をよぎった。
酔っぱらって、恐怖心を消してベランダ(15階)から飛び降りようかなとか・・
首を吊るのって苦しいのかなとか・・
考えるようになっていたのである。
ボロボロの状態ではあったが、近所に少し用事もあったので久々に外出をした。
その時の景色の見え方に、自分でも違和感を覚えた。
とにかく全てがスローに見える。
自然が綺麗にうつる。
辛いはずなのに、何故か心地が良かった。
用事を済ませ、お金はないけど、せめて美味しいコーヒーぐらい飲んで帰ろうと、お気に入りのカフェへ
大好きなコーヒーを飲みながら、今日までの様々な出来事を思い返していた。
今思えば、オシャレなカフェでオッサンが一人、難しい顔をして考え込んでいる光景だ 苦笑
答えは出た。
サラリーマンをしてイチからやり直そう。
親より早く死ぬなんて、もってのほかだ。
俺は一体、何を考えているんだ!
妻にも正直に話そう。
後日、まず妻に正直に話した。
妻の反応がこちら↓
やっちゃったなぁ 笑 千万単位!? でも、一時はそれだけ損できるぐらい稼いでいた証拠やん(^^)
お金目的で結婚したわけじゃないし、また頑張れっ! (夫婦とも関西人)
救われた。
妻の性格は、簡単にいうとラテン系とはわかっていたが、本当に救われる思いであった。
で、次は早速、履歴書の記入に・・・
20台半ばで会社を起ち上げた私にとって、履歴書の記入はとても難しい作業であった。
事業に一度失敗し、サラリーマンをした経験はあるものの・・・
その際は経歴書だけの提出でOKであったので、事実上、初履歴書!
志望動機?
給料が良いからに決まってるやん! とは書けないし 笑
など、悪戦苦闘している時に、、、
大学の先輩から電話が鳴った。
お前、相場をやっていると言ってたよね?
俺は相場してないからわからないけど、紹介したい人がいる。
当時は期待していなかったが、先輩の紹介でもあることから、
とりあえず会うことにした。
後日、指定された場所に行き、先輩と紹介されたトレーダーがいた。
その日は、自己紹介と雑談で終わり、次回は自称プロトレーダーと2人で会うことに
次回に続く